協働事例No.8「発達障がい児の親のつどい“なの花”」

協働コラボdeブラボ!

発達障がいを持つ子どもとその家族をサポートする取組みをしています。発達障がいを持つ子どもは、市内で点在している状況にあり、孤立しないように親同士が集まって、発達障がいの特性について学び、日頃の悩みやしんどさを話し、分かち合う場を運営しています。
元々は市内の障がい児通園施設に通う母親が中心になって活動を始め、心療内科・精神科のクリニックが立ち上げた特定非営利活動法人と結びついて、現在その法人が活動の母体となり、障がいへの理解を深めるため、病院と連携を図りながら活動をしています。また、府内の他の団体との情報交流ネットワークにも参加し、市内の他の発達障がい児に関わる団体と連携して共同で子ども達とのキャンプや、広く一般にも参加を呼びかける講演会を開催しています。

nanohana

市民事業のコンセプト
(↑画像をクリックすると団体のHPにアクセスします)

どうやって活動に結び付いたか(プロセス)

1.きっかけ ○学校等でのつながり
・吹田市杉の子学園(知的障がい児通園施設)に通う母親が中心になり、活動を始めた。
○病院とのつながり
・なの花は、元々は心療内科・精神科のクリニックが臨床医学でカバーできないところをケアーすることを目的に設立した特定非営利活動法人。杉の子学園の相談医として母親グループと出会い、そのグループが、病院の特定非営利活動法人に参画して活動することになった。
2.展開 ○他の団体とのキャンプ
・同じく発達障がい児を持つ親の交流を行っている「ゆう・きっず」やフリースクールを主宰している「NPO法人ここ」と共同で親子キャンプを夏に開催。
○市内の連携組織の構築
・今年、なの花、ゆう・きっず、吹田市ペアトレOG会の3団体で、SONET(すいた発達障がい親の会ネットワーク)という連携組織が作られた。SONETは、吹田市のネットワークの核として、大阪府下対象の大阪府発達障害団体ネットワークに参加し、交流を広めている。年に一度、吹田市内で講演会を開催している。
3.めざすもの ○安心して暮らせる環境づくり
・一筋縄ではいかない子育ての悩みや愚痴を、単に言い合うだけではなく、発達障がいについて学び理解することで、障がいがあっても安心して生活できることを大きな目標としている。
○子ども達の自立
・発達障がい児が必要な支援を受けながらも、自立し、さらには働くことで社会に貢献できるよう育てていきたいし、育てられるような社会環境をめざしている。

協働相関図

協働相関図

事例No.8「発達障がい児の親のつどい“なの花”」PDFデータ
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