ニュースレター(HTML)

ニュースレター第19号(HTML版)2017年6月1日発行

本ページでは、ニュースレターの文字情報だけを掲載しております。
また、ニュースレターに掲載されているイベント情報は、本サイトの最新情報からご確認ください。

Be Social

私たちが暮らす地域や社会の事を他人事ではなく自分事にする。
そういった“ソーシャルな生き方”の魅力をお伝えします。

第4回 鎌田和子さん
「地域で見つけた私の夢」

東佐井寺小学校「太陽の広場」フレンド

異学年の児童が小学校で一緒に遊び、自主性や創造性を育む居場所。
フレンドと呼ばれるボランティアが児童の遊びや宿題を見守る。
放課後や長期休業日に実施され、地域と子どもの交流の場にもなっている。

お問い合わせは吹田市青少年室
TEL:06-6816-9890

活動をはじめたきっかけ
~地域の皆に支えられて~

夫の転勤により外国で暮らしていた時期がありました。
親や頼れる人が身近にいない中で、同じ境遇のお母さんたちと助け合いながら子育てをしてきました。
自分以外の子どもたちと関わることが楽しかったのを覚えています。
吹田に来てからは、子どもの同級生のお母さんに誘われたことがきっかけで、PTAや「太陽の広場」、地域の活動に関わるようになりました。

活動のやりがいは?
~子どもたちとの関係づくり~

東佐井寺小学校では、「太陽の広場」を週5回実施しているので、子どもたちにとっては日常生活の一部となっています。
フレンドの活動を始めて8年以上経ちますが、子どもたちの成長を間近で感じられることや、校外で会った時に声を掛け合える関係になれることがやりがいになっています。

これからについて
~自分の夢を地域で活かす~

子どもたちと関わる中で、一度諦めてしまった保育士の夢を思い出し、保育士資格を3年かけて取得しました。
最近は働きながら、子育てをしている忙しいお母さんが多いと感じています。
フレンドでの経験や、自分のやりたいことを活かして、忙しいお母さんたちや地域のお手伝いができればと思っています。

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ここに注目!ラコルタの特集
寄附で支えよう!吹田のまちづくり

市民ニーズの多様化・個別化が加速する中で、行政だけでは対応できない部分を補うものとして「市民公益活動」がありますが、その他に「寄附」という社会貢献活動が、今注目されています。

「みんなで支えるまちづくり基金」は、基金への寄附を通じて、市民一人ひとりが自分たちのまちへ関心を持ち、社会へ貢献できる仕組みです。
本号では、寄附をすることで、自分たちのまちや暮らしをよりよくする「みんなで支えるまちづくり基金」の仕組みを説明し、「市民公益活動」における活用事例を紹介します。

みんなで支えるまちづくり基金

【基金のはじまり】

吹田さんくす再開発事業に伴う電波障害対策で設置したテレビ共同アンテナの維持管理を行うために吹田市が貸し付けていた貸付金が返還されるのを受け、これを原資として2008年3月に「みんなで支えるまちづくり基金」を創設しました。

【目的】

市民が自発的に行っている福祉、環境、まちづくりなどの様々な分野におけるボランティア活動や市民活動の支援及び活発化を推進し、協働によるまちづくりを促進するために必要な財源を確保することを目的としています。

【基金の活用】

市民公益活動を応援するため、“吹田市市民公益活動促進補助金”と 
“吹田市市民公益活動センター使用料補助金”の財源に活用しています。

図解:寄附による社会貢献

個人・法人などが「みんなで支えるまちづくり基金」へ寄附(※)→
吹田市内で活動する市民公益活動団体が活動資金として活用→
成果として、福祉・環境・文化・人権・子ども、など、“吹田のまちづくり”へ社会貢献

(※)寄附をすると“ふるさと納税制度”が活用できます!
寄附金のうち2,000円を超える部分について一定の上限まで、原則として所得税・個人住民税から全額控除される制度です。

寄附や基金に関するお問い合わせは、
市民自治推進室(低層棟2階)まで
TEL:06-6384-1326 
FAX:06-6385-8300
E-mail:ks_jichi@city.suita.osaka.jp

“吹田市市民公益活動促進補助金”

市民公益活動団体が取り組む事業に対して交付する補助金です。
毎年、総額300万円を基金から拠出しており、2016年度は、応募18事業のうち、14事業が交付を受け実施されました。
補助金交付にあたっては、毎年5月に応募事業のプレゼンテーションが市民に公開されており、交付事業の報告会も毎年4月に公開されています。

今回は、2016年度の報告会(2017年4月15日に開催)より一部の事業と、参加された市民の声をご紹介します。

【環境に貢献】体験型環境学習支援事業環境
~児童たちが校庭で「花づくり」や「畑づくり」「ビオトープの改修」にチャレンジ~
〈実施団体〉特定非営利活動法人 すいた体験活動クラブ

主役は「児童と先生」をモットーに、市内の小学校9校と協働しながら、環境学習を裏方で支えています。
活動を続ける中で、特に若い先生方が、自然環境に興味を示し率先して活動してくれるようになってきたのが、大きな成果です。

【福祉に貢献】聴覚障がい児の保護者、及び聴覚障がい児者支援事業
〈実施団体〉「人の輪と心を育む」ひまわり教室

江坂を拠点に、当事者同士の交流会や、相談事業に取り組んでいます。聞こえない人と、聞こえる人が共に楽しめる場づくりとして、てのひら絵本や手話うたなども実施しています。
最近では、クチコミで知られるようになり、講演会の依頼も増えてきました。

【子どもに貢献】自然探検隊 ~ONE PIECE~
〈実施団体〉特定非営利活動法人 吹田こども・夢・未来協会

季節に応じた青少年の自然体験活動を実施しています。
例えば、マッチ(燐寸)のつけ方がわからない子どもが増える中で、火や刃物の扱い方についても教えています。
高校生リーダーを中心に、縦のつながりもできてきました。

補助金報告会に参加して(スタッフ:森戸)

発表はそれぞれに工夫され、わかりやすかったです。
活動はこれからも多岐にわたる領域で、発展していくだろうと確信しました。
現実の改善課題は、皆の知恵を集めて粘り強く続けていくしか道はありません。
初めて報告会に参加して、一人ひとりの気持ちの高さに敬服させられた約3時間でした。

“吹田市市民公益活動センター使用料補助金”

ラコルタの会議室を使用した市民公益活動団体(吹田市市民公益活動団体ガイドブック掲載団体)に対し、使用料の一部を補助します。
ラコルタを使用しやすくすることで、市民公益活動をさらに促進し、市民力の強化につながることを目的としています。
2016年度は、22団体に総額417,100円が補助されました。

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THEピックアップ
ラコルタの取り組みを紹介!

フォーラム「公民館の今、未来」
~未来の公民館をデザインしよう~

開催日:3月4日(土)
「地域コミュニティの拠点施設の未来をデザインしよう」というコンセプトで開催。
公民館関係者だけでなく、市長や国会議員、利用している市民など約50名が参加し、今回のテーマへの関心の高さを伺うことができました。

前半は公民館の事例から企画や運営の工夫を学び、後半のワークショップでは、公民館と地域、利用者を結ぶキーワードとなった、「楽しむ」「多様性の尊重」「運営の柔軟性」を基本に、参加する側から創る側への新しい仕組みづくりについて意見交換をしました。
写真:協力・吹田市地域教育部まなびの支援課

居場所づくりはまちづくり!?
~サードプレイスの魅力に迫る~

開催日:3月10日(金)
定員を超える42名の方が参加され、特に40代を中心とした若い世代の方が多く集まりました。
講師は、一般財団法人大阪市コミュニティ協会の堀 久仁子さん。
地域では、子どもや高齢者を対象とした取り組みが目立ちますが、対象や運営方法なども多岐にわたるということを事例を通して学びました。
後半は、「サードプレイス(第3の居場所)」に必要な要素について考えるワークショップを実施。
互いの価値観を共有する中で、サードプレイスの魅力は多様性にあると感じました。
写真:みんなで語り合うことで新たな発見も

南千里かえっこバザール

開催日:3月25日(土)
実行委員会との共催で、5回目の開催となる今回の目玉は、おもちゃ神輿によるパレード。
外に出て、子どもも大人も一緒にかえっこバザールのPRをしました。
一般来場は約465名、そして約100名の実行委員やボランティア、団体にご協力いただきました。
子どもにも運営に関わってもらい、今年も幅広い世代が集い、交流する催しとなりました。

自分の地域でかえっこバザールを開催してみたいという方、企画から開催までサポートいたしますので、ぜひラコルタまでお問い合せください!
写真:おもちゃ神輿でいざ出陣♪

編集ノート

ラコルタサポーターとして、本号より編集に参加しています。
実はこの4月に亡くなった白寿の母親の介護で、多くの方から温かい支えをいただきました。
古希を迎えた今年、各分野の先達にお会いする中で、いつまでも自分らしく暮らしていくためのヒントを見つけ、お伝えしていきたいと思います。(森戸)

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