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Be Social
私たちが暮らす地域や社会の事を他人事ではなく自分事にする。
そういった“ソーシャルな生き方”の魅力をお伝えします。
第31回 杉浦 希望さん
「ボランティアで学んだまちづくりの魅力」
同志社女子大学 人間生活学科 2年生
小学校の頃に千里ニュータウンへ転居。
大学進学を機に、まちづくりに興味を持つ。
2023年からは千里キャンドルロードプロジェクト に参加。
韓国ドラマが好きで、韓国語を勉強中。
地元への思い
歩きやすく整備された道や公園の多さなど、大学の授業を通して、自分が暮らすまちへの愛着が強くなりました。
もともと大学生のうちにボランティアをしようと思っていたので、それなら地元で何かできないかと思い、ラコルタに相談したところ「千里キャンドルロードプロジェクト」を紹介してもらいました。
人とのつながり
紹介されたプロジェクトでは、広報やステージデザインを担当しました。
学生生活とは違い、幅広い年齢層や職業の人たちと活動し、仲間と一緒にイベントをつくりあげる楽しさを知りました。
また、千里ニュータウンやまちづくりに関心のある人たちが集まる場にもなっており、今では、私自身の居場所になっています。
学びを活かして
活動に参加し、まちづくりには建物や街並みといったハード面だけではなく、コミュニティや居場所といった「人とつながる場」が重要だと学びました。
卒業後は、都市計画やまちづくりに関わる仕事に就きたいと思っており、そういった場づくりのお手伝いをしていきたいです。
ここに注目!ラコルタの特集
2023年度 吹田市 『市民公益活動促進補助金』交付事業の紹介
「市民公益活動促進補助金」は、市民公益活動に取り組む団体が、自立して事業を継続していくための支援制度です。
本誌では、2023年度に交付した5つの事業をご紹介します。
アレルギーのある子もない子も
一緒に食事を楽しめる世の中へ。
事業名
自分の命は自分で守る術を知る 〜食物アレルギー〜
団体名
LFA食物アレルギーと共に生きる会
食物アレルギーを持つ子どもを対象に、座学や食に触れる交流会を開催されています。
小児アレルギーエデュケーターから集団生活における誤食の防止方法や、体調不良の伝え方などを学ぶといった座学だけではなく、食に触れる機会として、子どもたちのリクエストで、特定原材料8品目不使用の米粉と、たこの代わりにこんにゃくを使用した「たこ焼き作り」にチャレンジしました。
子ども自身が自分の命を守る術を身につけるとともに、友達と一緒に食事を楽しむ重要な活動となっています。
「電気が使える」って当たり前?
エネルギーを市民自らが考える!
事業名
わたしたちの暮らしとエネルギーを考えるワークショップ
団体名
特定非営利活動法人 すいた市民環境会議
2006年から、太陽光発電による「市民共同発電所」を2基設置し、エネルギーの地産地消に取り組まれている団体です。
東日本大震災による原発事故の後、災害の多い日本でのエネルギー政策は見直されてきており、吹田市でも市民が主体となってエネルギーのあり方を見つめ直そうと企画されました。
今回は、映画「原発をとめた裁判長 そして原発を止める農家たち」の上映会とワークショップを実施。
参加者同士での対話を通じて、自然エネルギーに関する取り組みへの機運が高まる機会となっています。
「生きづらさ」を抱えて
でも、ひとりじゃない。
事業名
生きづらさを抱える人たちの居場所づくり
団体名
社会の中で共に生きる会 あゆみ
うつ病・不安障がい・発達障がいなどの症状を抱えながら「生きづらさ」を感じている人を対象にした居場所づくりをされています。
毎月第3日曜日に南千里地区公民館で開いている会合では、緊張をほぐすための簡単な体操を行い、その後、近況や悩みなどをざっくばらんに語り合います。
会の運営自体も当事者が担っており、気軽に話せる雰囲気を大切にされているのが特徴です。
悩みを解決したり、治療することを目的とした場ではありませんが、当事者同士の交流を通じて、家から一歩外に出る気持ちを感じられる貴重な機会となっています。
灯る、つながる、ひろがる。
そして、この地域が好きになる。
事業名
高野台キャンドルナイト
団体名
高野台キャンドルナイト実行委員会
2022年に団体を発足し、初年度は千里キャンドルロードのスピンオフ企画としてキャンドルナイトを開催。
2023年度は、2回目となるキャンドルナイトの開催に向けて、実行委員会のメンバーを広く募りながら、準備を進められました。
イベント当日は、1500個のキャンドルを高野公園に灯し、約250名の来場者が集まりました。
18歳まで高野台で暮らし、50代で千里ニュータウンに戻った代表の工忠憲正さんは「楽しい思い出が詰まっている高野台で、いろんな人が集える居場所をつくっていきたい」と語られていました。
作業療法士が、カレー屋さん?!
ほっこりできる『街のカレー屋カフェ』
事業名
地域共生社会啓発事業
団体名
OT CURRY
作業療法士(OT)の有資格者が取り組む『街のカレー屋カフェ』です。
奇数月の第4土曜日に、内本町にあるレンタルスペースを借りて、食事の提供とミニセミナーを開催されています。
リハビリテーションを担うOTは、身体・精神・老年期・発達障がいの4つの領域に大別されています。
食事を提供するスタッフをはじめ、各セミナーの講師も含めて、全てOTによって運営されているのが、この事業の特徴です。
専門職の知識やネットワークを活かして、年齢や障がいの有無に関係なく交流できる場づくりに取り組まれています。
ラコルタからのお知らせ
3月9日(土)説明会&報告会 in ラコルタ
市民公益活動補助金説明会
補助金対象事業や申請方法について説明します。
終了後に個別相談も可能。
●とき:10:00~11:00
●定員:先着15名
補助金交付事業報告会
2023年度に市民公益活動促進補助金の交付を受けた団体が事業の内容や成果を報告します。
●とき:13:30~15:00(申込不要)
この補助金は「みんなで支えるまちづくり基金」から支出しています。
お問い合せ:吹田市 市民部
市民自治推進室
電話:06-6384-1326
THEピックアップ
ラコルタの取り組みを紹介!
あーと工房in吹田
開催日:1月21日(日)
大阪府の事業として国際障害者交流センター ビッグ・アイで取り組まれているワークショップを、ラコルタで開催しました。
この取り組みは、障がいのある方を対象としており、表現活動を楽しみながら、地域とのつながりや居場所をつくることを目的としています。
当日の運営は、吹田市内で障がい者アートに取り組む合同会社らいとの皆さんと、アーティストの原 康浩さんにもご協力いただきました。
写真:同伴者含め25名が参加されました
公益活動団体向け 法人化講座
開催日:1月27日(土)
NPO法人をはじめとした非営利法人の制度や、設立の流れなどを学びました。
参加された方は、障がい福祉、教育、環境、居場所づくりなど、様々な分野で活動をされており、「法人設立の手続きがよく分かりました」「初心者でも分かりやすく、法人化に向けて動いていきたいです」といった感想をいただきました。
法人設立に関する個別相談もお受けしていますので、詳しくはラコルタまでお問い合わせください。
写真:積極的な質問も数多くありました
障がい者福祉施設でボランティア体験!
ラコルタでは、単発・短時間でできるボランティア体験プログラム「ぷちボラ」を提供しています。
この度、「あいほうぷ吹田(吹田市立障害者支援交流センター)」
にご協力いただき、新しく2つのプログラムが加わりました。
喫茶コーナーで飲み物を提供する活動と、障がいのある方が行う花壇の手入れや製品作りのお手伝いを体験できます。
施設の方も優しく、はじめての方でも楽しめるプログラムとなっていますので、お気軽にご参加ください!
写真:施設内にある喫茶コーナーの様子
動画も公開中!
編集ノート
1月に新しく入職した住岡です。
本当に多くの人々が、さまざまな形で積極的に市民公益活動をされているのを目の当たりにし、日々刺激と感銘を受けています。
より多くの人々が、よりイキイキと活動できる環境づくりに尽力していきますので、これからよろしくお願いします!