ニュースレター(HTML)

ニュースレター第53号(HTML版)2025年12月1日発行

本ページでは、ニュースレターの文字情報だけを掲載しております。
また、ニュースレターに掲載されているイベント情報は、本サイトの最新情報からご確認ください。

Be Social

私たちが暮らす地域や社会の事を他人事ではなく自分事にする。
そういった“ソーシャルな生き方”の魅力をお伝えします。

第38回 井上 道代さん
「第二の人生は発電所づくり」

一般社団法人 市民共同発電サンサンすいた代表

長野県出身、就職を機に吹田へ。
2024 年に法人を発足、市民から資金を集め、2025年春に市民共同発電所を吹田市の特別養護老人ホーム「いのこの里」に設置。

学びから行動へ

保育士として働いていましたが、子どもの就職を機に、本当にしたいことに残りの人生を使おうと決意。
小さい頃から自然が好きだったので、生物や気候変動の勉強を始めました。
その中で出会ったのが、市民が資金を出し合い、自然エネルギーで発電を行う市民共同発電です。生活に必要な電気を自分たちで作る仕組みに「これだ!」と強く心を動かされ、吹田でも取り組みたいと思いました。

みんなの力を借りて

市民共同発電所を作りたい、という思いはあるものの、私には発電や資金集め、法人設立に関する知識は全くありません。
そこで、人と出会うたびに、自分の思いを自己紹介代わりに伝えて、関心のある人を誘い、法人を設立しました。
また、既に発電所を作られている方にも経験を教えていただくなど、人とつながることで、一歩ずつ進めていきました。

関心の輪を広げる

説明会などを通じて、市民の方から460万円の資金が集まり、発電所を設置することができました。
今後、作業所や診療所への増設を検討しています。
私たちが行動することで、気候変動や自然エネルギーに関心を持つ人を増やしていきたいです。

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ここに注目!ラコルタの特集
2025年度 吹田市
「市民公益活動促進補助金」交付事業の紹介

補助金申請で得たのは“お金”だけじゃない“できるかも”から始まる新しい一歩

吹田市「市民公益活動促進補助金」は、市民公益活動団体の事業を支援するための補助金です。
補助対象別に2つのコースがあります。

〈スタート支援〉立ち上げから3年未満の団体が対象で、初期の活動を後押しするもの

〈自立支援〉1年以上の活動実績を持つ団体が対象で、新たな展開や連携に挑戦する際に活用するもの

2025年度は7団体に、総額約64万円が交付されました。
今号では、今年度の交付事業の取り組みを紹介するとともに、実際に補助金申請を経験した団体の声をお届けします。

交付事業の紹介

〈スタート支援〉
事業名:部活動の地域移行に向けたスポーツ指導者支援交流事業
団体名:NPO法人 Secret Baseバスケットボールアカデミー

【概要】安定した指導現場の提供に寄与することを目的として充実の指導体制で子どもたちの健全育成を図る活動に関する事業を行います。

〈スタート支援〉
事業名:ワクワクで人生を変えちゃおう!
ビジョンマップワークショップ事業
団体名:一般社団法人 HEARTーLABO.

【概要】母親が自分の夢やこれからの生き方を描く「ビジョンマップづくり」ワークショップ。
母親の笑顔から、子どもや地域への明るい輪が広がる場をつくります。

〈スタート支援〉
事業名:河川の環境保全の為の調査事業
団体名:吹田の川をしらべ隊

【概要】「外来種は放さない・逃がさない」「ごみは捨てない」を合言葉に、河川の調査と共に、ごみ回収を定期的に実施し、きれいな河川の維持に取り組みます。

〈スタート支援〉
事業名:音楽体験会を通した世代間の交流
団体名:プロムナードウインドオーケストラ

【概要】音楽体験会を通した世代間の交流を目的に、小学生と高齢者を中心に誘致した演奏会を提供します。

〈スタート支援〉
事業名:日本の学校生活を知ろう
団体名:北摂多文化ネット

【概要】外国にルーツを持つ家庭が、日本の学校生活や地域社会について理解を深め、地域住民と交流しながら安心して生活できるよう支援するプログラムを実施します。

〈自立支援〉
事業名:高野台キャンドルナイト
団体名:高野台キャンドルナイト実行委員会

【概要】大切な人と灯りを眺めたり、1年を振り返ったりしながら、冬の高野公園を思い出に残るひとときをすごす場にします。

〈自立支援〉
事業名:美による情操教育を通じた子どもにやさしいコミュニティづくり
団体名:MOA美術館 吹田市児童作品展実行委員会

【概要】自分の想いを絵や字で表すことを通して子ども達の「生きる力」を育み、行政・学校・企業・市民と共に、美による心身健全なまちづくりをめざしています。

スタート支援・自立支援、それぞれのコースで交付が決まった2団体にお話を伺いました。

申請にチャレンジする中で、団体の目的や活動内容を整理し、見えてきた大切なこと。
そんなリアルな体験を紹介します。

〈スタート支援〉
プロムナードウインドオーケストラ

初めての補助金申請

関西大学の卒業生が中心となって、昨年度に発足したばかりの団体です。
補助金のことを知ったのは締切の4日前でした。
また、団体として主催イベントを開催したこともなく、どのような計画で進めていけば良いのかわからない中で、ラコルタへ相談に駆け込みました。

目的意識の整理

相談へ行った際「団体を立ち上げた想い」から丁寧に聞いてもらえたので、自分たちの軸がはっきりし、活動の目的を整理するきっかけになりました。
演奏会は「演奏したい曲」を先に考えがちですが、「ただ演奏するのではなく、交流や地域貢献をする」という活動の公益性を、メンバー全体で共有することができたと思います。

チャレンジして見えた成果

補助金が交付されたことで“後戻りできない責任”を感じつつ、大きな自信となりました。
また、周知の際に「吹田市の補助金事業」と明記したことで、若い世代が中心の活動にも安心感や信頼が生まれ、幅広い世代の方々に参加していただけたのが良かったです。

〈自立支援〉
MOA美術館吹田市児童作品展実行委員会

「今こそ」の挑戦

11年前にも補助金を申請しましたが、採択されなかった経験から「なんで今さら」と思われるのではないかと、申請を躊躇していました。
しかし、ラコルタに相談する中で、マンネリ化や高齢化など、お金以外の課題も見えてきました。
同時に、次のステップへ進むためにやりたいことも考えるようになり、申請に挑みました。

気持ちの変化

申請書を作成する中で、活動の目的や思いを市民の方に知ってもらうことの大切さに気づきました。
「補助金をもらうため」というよりも、「活動を伝えるため」という意識でプレゼンに挑んだのですが、ある審査員の方が、その場でHPで調べてくださり「すごい活動ですね」と言ってくださったのが、とても励みになりました。

言葉にすることの効果

申請を通じて、活動の目的を言葉にして伝えることの難しさを実感しました。
ただ、プレゼン資料を、団体のメンバーにも見てもらい、活動の目的をあらためて共有することができたので、良い機会になったと思っています。

『市民公益活動促進補助金』について

『市民公益活動促進補助金』は「みんなで支えるまちづくり基金」から支出している補助金です。
補助金についてはこちらから

●お問い合せ:吹田市 市民部 市民自治推進室
電話:06-6384-1326

【お知らせ】
ラコルタでは、補助金申請のご相談をお受けしています!

申請書作成からプレゼン、報告会まで、継続的なサポートもお任せください。
相談のご予約はこちらから

「申請書の書き方勉強会」も開催!

補助金や助成金の申請書を実際に書いてみます。

●とき:2026年2月12日(木)19:00~21:00
●場所:ラコルタ
●定員:先着15名

「交付事業の報告会」も開催予定!

●とき:2026年2月28日(土)
●場所:ラコルタ

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THEピックアップ
ラコルタの取り組みを紹介!

テーマカフェ
「その服捨てないで!」

開催日:9月27日(土)

吹田の大学生や地域住民の活動を紹介し、全国の事例も参考にしながら、古着×手芸×地域の可能性について、活発な意見交換が行われました。
参加者からは「服の使い道について様々な意見をいただき刺激になった」という声も聞かれました。
今後ここで出たアイデアから新しい活動が生まれるかも?!
これからの展開にもご期待ください。

ラコルタでの古着回収についてはこちら

写真:大学生~シニア世代と多様な人が参加

テーマカフェ
「シニア男性のためのミュージックサロン」

開催日:10月16日(木)

コーヒーを飲みながら、60年代〜70年代の曲をみんなで楽しむイベントを開催しました。
当日は、思い出のレコードやCDを持ち寄り、ジャズ、ロック、フォークソングなど、様々なジャンルの音楽を聴きながら語り合いました。
参加者からは「自由な雰囲気の中で懐かしく、心地よい時間を過ごせました」との声が聞かれました。
また、地域で高齢者向けのサロンに取り組まれている方からは、自分たちの活動にも取り入れたいという声もありました。
音楽を通した新たな交流の機会が生まれそうです。

写真:60代~80代の方が参加

交流会吹田を盛り上げるつながりの場
ソーシャルビジネス(SB)交流会

開催日:10月28日(火)

すいたソーシャルビジネス支援ネットワーク(吹田市市民自治推進室・日本政策金融公庫吹田支店・大阪府行政書士会三島支部・ラコルタ)主催のイベントとして、交流会を開催しました。
前半は、株式会社、NPO法人、任意団体の各立場でSBに取り組んでいる方々をゲストに招き、事例を紹介。
立上げの思いから、資金調達の方法、苦労した点などを聞かせてもらいました。
後半の交流タイムでは、会場全体が活気にあふれ、SBに関心のある市民がつながる場となりました。

写真:18名の方にご参加いただきました

編集ノート

12月はクリスマスや年越しの準備など、大切な人と過ごす「時間」を心待ちにする時期です。
「時間」は誰にも平等な限りある資源ですが、お金やモノのように増やせないので、どう使うかは重要な選択かもしれません。
本号の特集は団体の活動紹介ですが、同時に大切な「時間」の使い方の紹介でもあります。(柳瀬)

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